ダイヤ財団新書32 はつらつとしたセカンドライフを送るために 2012.1発行

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本書は、公益財団法人 ダイヤ高齢社会研究財団が主催したシンポジウム(2011年9月15日開催)の講演録です。
高齢期は退職、健康状態の悪化、友人、伴侶の死などの喪失体験が多いことから、うつ状態に陥りやすくなります。また、高齢期のうつは高齢者特有の特徴から、慢性化、重症化しやすい傾向があり、生活機能全般に影響が大きく、要介護リスクが高まります。そして、自殺につながる可能性が高いことも見逃がせません。
第一章では、高齢者の精神的老化、うつ病の特徴、認知症との違いや治療などについて説明します。
第二章では、「ハッピープログラム」の考え方について解説します。
高齢期のうつ予防の重要性は認識されているにも関わらず、現在うつ予防対策は十分な状況とはいえません。本プログラムは高齢者のうつ予防に有効なポジティブ心理学、精神医学、脳科学などのエビデンスを基に開発したものです。
「ハッピープログラム」では「ハッピースキル」を身につけることを目的としています。「ハッピースキル」とは、「日々の暮らしの中で小さな幸せを感じることのできる能力・技術」と我々は定義しています。この「ハッピープログラム」を通して、抑うつの改善、睡眠状態の改善、不安状態の改善、幸福感の向上などの効果が認められています。
「ハッピースキル」を身に付けることは、精神的問題の改善のみならず、幸福感の構築にも有益です。そして、このハッピープログラムは高齢者の介護予防事業の一環として(うつ予防教室)、として、いくつかの市町村で既に実施されています。
さらに、本書では、幸せの真実、幸せの決定要素について従来の研究で得ている知見を提示し、物事の見方が我々の心、感情にどのように影響するかを解説します。たとえば、良い面に注目し、興味・関心を向けることはポジティブな感情に結びつき、やる気や幸せを高めることにつながります。また、過去や未来に囚われず、今を大切に生きることが満足感と幸せを高める近道につながります。日々の生活の中で、小さな幸せを感じることを習慣化することが「ハッピースキル」を身につける方法です。
本書では毎日の暮らしの中でポジティブな面に注目し、関心を向けるトレーニングの具体的な方法について紹介します
最後に、実技タイムで行った、脳の活性化、ストレス解消に役に立つリラクゼーション法についても紹介しています。
ダイヤ財団新書32

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