妙なる調和~RECONDITA ARMONIA

生江隆彦(構成/文)、生江隆彦(作曲)、生江隆彦(作画)

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tanto
発行日
2019年1月1日

1,620円(税込)

妙なる調和~Recondita Armonia」の特徴 ヨーロッパのキリスト教絵画の中には、賛歌の楽譜が隠されています。登場人物の手と足が音符となり、下絵に使う方眼が縦と横の譜線となっています。キリスト教賛歌を眼に見える形にした、と言ってもいいかもしれません。  ヨーロッパでは古代ギリシャ時代以降、宇宙は美しい音楽的調和に満ちていると信じられてきました。その大宇宙と人を結ぶ絆が音楽です。キリスト教では賛歌が神と人を結ぶ絆ですね。  その音楽・賛歌を絵の中に持てば、大宇宙、神と繋がることができるという秘儀であったのでしょう。 ビザンティン・イコンは、おそらく4,5世紀頃から用いられているようですが、このビザンティン・イコンが音楽的構造を持つ宗教画の始まりであると私は考えています。そしてそれは秘儀として始められたのであろうと思います。  さて、この秘儀はイコノクラスム(聖像破壊運動)の時期にも絶えることはなく、西ヨーロッパへと伝えられ、ゴシック、ルネサンス期に大発展をします。そしてバロック以降も続いています。おそらく現在でも!  本書では、その変遷を各時代の名画をたどりながら探ってまいります。 第1章では、19世紀からビザンティンまでの秘儀(賛歌)の系譜をたどり、秘儀の全貌に迫ります。 32の宗教画と2つの世俗画から40の賛歌と2つの世俗歌の楽譜を読み解いています。 第2章では、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」に込められた二つの秘儀、三声部のキリスト教の賛歌と錬金術の歌を解明します。そして、レオナルドはなぜ錬金術の歌までも潜ませたかを読み解きます。  キリスト教の賛歌:歌詞は、In verità(実をいうと)、イタリア語版マルコの福音書14章より 錬金術の歌:歌詞は、Visita in Terrae(地の底を訪ねよ)、当時大流行していた錬金術の箴言 第3章では、レオナルドがなぜ「岩窟の聖母」を2枚描いたか解き明かします。それぞれの隠された秘儀(賛歌)は、正しい答えを教えてくれました。 そして第4章では、ボッティチェッリの神話画である「春」と「ヴィーナス誕生」に隠された秘儀(ヴィーナス賛歌)を解き明かします。  これらの秘儀は、キリスト教宗教画の伝統を凌ぐ神話画の秘儀で、フィレンツェ・メディチ家の当主ロレンツォ・デ・メディチとボッティチェッリ、ポリツィアーノの合作です。  この2作品の発注者については、これまで数えきれないほどの推測がなされてきました。 「春」の注文主は? そして、所有者は? 同様に、「ヴィーナス誕生」については?  しかし、真実は闇の中です。  ところが、その答えは絵の中に描かれていました。  では、隠されていた“妙なる調和”の扉をお開けください。 妙なる調和 ~ RECONDITA ARMONIA 目次 はじめに 第1章 秘儀の系譜     第1節 バロック以降     第2節 ゴシック・ルネサンス     第3節 これまでの絵の中の歌の共通項と始まりの推理     第4節 ビザンティン・イコンと秘儀     第5節 絵の中の歌の意味とビザンティンで始まった背景の推定 第2章 レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の秘儀 第3章 レオナルド・ダ・ヴィンチの2つある「岩窟の聖母」の秘儀 第4章 ボッティチェルリの「春」と「ヴィーナス誕生」の秘儀 第5章 今、明かされる“妙なる調和”
妙なる調和~RECONDITA ARMONIA

目次

妙なる調和 ~ RECONDITA ARMONIA 目次 はじめに 第1章 秘儀の系譜     第1節 バロック以降     第2節 ゴシック・ルネサンス     第3節 これまでの絵の中の歌の共通項と始まりの推理     第4節 ビザンティン・イコンと秘儀     第5節 絵の中の歌の意味とビザンティンで始まった背景の推定 第2章 レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の秘儀 第3章 レオナルド・ダ・ヴィンチの2つある「岩窟の聖母」の秘儀 第4章 ボッティチェルリの「春」と「ヴィーナス誕生」の秘儀 第5章 今、明かされる“妙なる調和”

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